「月とマリモ」

さくし あきばたまみ
さっきょく たかさきひろゆき/あきばたまみ

ガラスを二つ           きんぎょばちの中の
越えたお空には          ぼくはマリモ
たまごのいろした         君の中に宿った
丸いおつきさま          小さな幸せ

そうじをしたり          水からみえるは
コーヒーを飲んだり        ゆがんだ世界
特にたまご焼きをつくる      君にはどんな
君が好きでした          ぼくに見えたの?

ほどけてく このいのち      ほどけてく このいのち
壊れゆく日も君を想う       声もたてずに そっとそっと

生きることが好き         生きることが好き
生きることが好き         生きることが好き
ただそれだけを胸に抱いて     ねじれるくらい辛い夜は
ねむる ねむる          ぼくを想って
                 
                 生きることが好き
                 生きることが好き
                 ただそれだけを胸に抱いて
                 ねむる・・・
                 ねむる・・・

「月とマリモ」

 マリモって、ほどけて死ぬんです。知ってました?ゆっくりと、ゆっくりとその糸の身体をほどいてほどけて死ぬんです。朝から晩まで、なーーーーんにも言わないで水槽のなかで漂っているわけですが、一体彼らは何を考えているのでしょうね。そんなことを思いながら出来た詞がこれです。