「インコの手紙」

さくし あきばたまみ
さっきょく あきばたまみ/半田武男

正直いうと             正直いうと
ぼくはあなたがキライです      ぼくはあなたがキライです
いつもぼくをぎゅーっとつかむし   いつもぼくを逆さにつかむし
水はとりかえてくれないし      カゴはそうじしてくれないし

正直いうと             正直いうと
ぼくはあなたがキライです      ぼくはあなたがキライです
ボンドで頭にとさかつけるし     油性のペンでまゆげ落書き
ぼくの前でチキン食べるし      ぼくの前で猫のなきまね
あなたもぼくをきらいなの?     あなたもぼくをきらいなの?

だけど ひとつしつもんです     だけど ひとつしつもんです
あの日のナミダはなんですか     あの日のナミダはなんですか
ぼくが死んでゆくときに       ぼくが死んでゆくときに
ぼやけた視界のなかでみた      ぼやけた視界の中でみた
あなたのナミダは なんですか    あなたのナミダは なんですか

どうして どうして         どうして どうして
うごかないの            うごかないの
最後くらいバイバイって       最後くらいゴメンネって
あなたに手を振りたかったのに    あなたにあやまりたかったのに
ぼくの羽は             ぼくのくちばしは

どうして どうして         どうして どうして
もう うごかないの         もう うごかないの

                  ぼくは あなたを
                  愛しています

「インコの手紙」

 ずっと大切に歌っている大好きな曲です。
 小さいころ、セキセイインコを飼っていたのですが、いやあ、この歌詞の通り、いろんないたずらを彼に施しました。おかげで、なかなかなついてくれなかったのですが、でもやはり、彼が死んでしまうときは泣いてしまいました。
 一つの命が絶える瞬間を見たのはそれが初めてで、ショックだったということもありますが、私のその時の涙はもっと別の理由があったように思います。彼はどんな気持でその涙を見つめていたのでしょう。